岡山大学病院 低侵襲治療センター

あいさつ

最近の革新的な医療機器の開発によって、多くの外科治療は低侵襲の「からだに優しい」手術が主流となってきています。内視鏡外科手術(鏡視下手術)、いわゆる腹腔鏡・胸腔鏡手術は、1990年代から胆嚢摘出術などの良性疾患にまず応用され、その後、早期がんなどの悪性疾患にも広がってきました。さらに、その安全性や臨床的なメリットが明らかになるにつれ、様々な診療領域において進行がんや複雑な疾患などにも適応が拡大してきています。

傷が小さく痛みが少なく、入院期間が短く、早期の職場・社会復帰ができるという大きなメリットがありますが、一方で立体的な画像が見られない、また肉眼に比べ質感が劣る、視野の制約があるなど、手術を行うものにとっては一般の開腹手術に比して高度な技術の習得が必須となります。

平成24年4月、岡山県の「平成23年度 第2次岡山県地域医療再生計画」の支援をいただき、岡山大学病院に低侵襲治療センター Minimally Invasive Therapy (MIT) Centerが設置されました。

本センターでは、内視鏡外科手術のトレーニング設備を含めた施設整備を行い、岡山大学病院において内視鏡外科手術をはじめとする低侵襲治療を積極的に実践していきます。同時に、内視鏡外科学会の技術認定医を取得するための教育・研修プログラムを確立し、さらに専門医師が地域病院で技術指導を行うシステムを構築することで、地域における国民の健康福祉の向上に貢献することを目指します。

本センターでは、診療科の枠を越えて兼任、専任スタッフが連携し、現在すでに岡山大学病院で始まっているロボット支援手術(da Vinci/ダ ヴィンチ)から、次世代の低侵襲治療技術の開発にも積極的に取り組んで参ります。なお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成24年4月

岡山大学病院低侵襲治療センター
センター長
藤原 俊義

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